不眠症【睡眠障害】

不眠症(睡眠障害)とは、

十分に眠る機会があるにもかかわらず、寝つきが悪い(入眠困難)

○夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)

○朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)

○眠りが浅く休んだ感じがしない(熟眠障害)

といった睡眠の問題が続き、 日中の眠気・集中力低下・疲労感・気分の不安定など生活に支障をきたす状態 を指します。

医学的には、こうした症状が 週に3回以上、3か月以上続く場合 に「慢性不眠症」と診断されることが多いです。

原因はさまざまで、

○ストレスや心理的要因

○生活リズムの乱れ(夜更かし、交代勤務など)

○カフェインやアルコールの影響

○身体疾患(痛み、呼吸器疾患、内分泌疾患など)

○精神疾患(うつ病、不安障害など)

が関与することがあります。 簡単に言うと「眠りたいのに眠れない、あるいは眠ってもスッキリしない状態が続いて生活に困ってしまう病気」です。

当院で行われる主なアプローチ

1. 脳から脊髄への脳脊髄液の流れを調整

頭蓋骨や仙骨のリズムを整えて、脳脊髄液の流れをスムーズにする。交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)のバランスを整える。

2. 自律神経に関わる部位の調整

胸郭や横隔膜、頚椎の緊張を緩めることで呼吸が深まり、リラックスしやすくなる。背骨周囲の筋肉や関節を調整して、神経の働きをスムーズにする。

3. 内臓マニピュレーション胃腸や肝臓などの緊張を和らげることで、自律神経の安定をサポートする。特に肝臓や横隔膜の調整は眠りの質に影響しやすい。

4. 全身のバランス調整姿勢や筋骨格の歪みを整えることで、慢性的な疲労や緊張を解消し、睡眠に入りやすい状態をつくる。

まとめると、「体の緊張を解放し、自律神経を整えて眠りやすい状態を作る」のが主な狙いです。