坐骨神経痛

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)は、坐骨神経が何らかの原因で圧迫・刺激されて起こる神経痛です。坐骨神経は腰からお尻、太もも、ふくらはぎを通って足先まで伸びる人体で最も太く長い神経で、そのため痛みの範囲も広くなる傾向があります。
●主な症状
○腰からお尻、太ももの後ろ、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれ
○痛みは片側の下肢に出ることが多い
○長時間の立位や座位で悪化
○歩行や前かがみになると痛みが強くなる
○重度の場合、筋力低下や排尿障害
●主な原因
○椎間板ヘルニア
○脊柱管狭窄症
○梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん):お尻の筋肉が神経を圧迫
○腰椎すべり症、分離症
○長時間の座位や過度な運動
●当院で出来ることは
○全身評価と原因特定痛みのある部位だけでなく、骨盤の歪み、腰椎の可動性、筋膜の癒着、内臓の位置異常などを全体的にチェック坐骨神経が圧迫されている箇所(例:梨状筋、腰椎、仙骨周辺など)を特定
○構造的アプローチ筋肉の緊張緩和(特に梨状筋や腰周り)骨盤の調整(左右差やねじれ)脊柱の可動性回復
○ 筋膜リリース筋膜の癒着や緊張を手技でほぐし、神経の滑走性(動きやすさ)を改善
○ 内臓マニピュレーション腸や腎臓など、神経に影響する内臓の位置や動きを調整して負担を軽減する
●施術回数や期間
軽度の場合:数回の施術で改善することも
慢性化している場合:週1回〜隔週で数ヶ月かかることもあります