自律神経失調症

自律神経失調症は、自律神経のバランスが崩れることで、体や心に様々な不調が現れる状態のことを指します。病名というよりは「状態名」に近く、検査で異常が出ないことも多いです。

自律神経とは?

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、無意識に体の機能を調整しています。

交感神経

脳や筋が働きやすい状態です。活動・緊張・ストレスに関係(昼に活発)

副交感神経

内臓が活動しやすい状態です。休息・回復・リラックスに関係(夜に活発)

主な症状

動悸、息苦しさめまい、ふらつき、

頭痛、肩こり不眠、朝起きられない

手足のしびれ、冷え

胃腸の不調(便秘や下痢)

イライラ、不安、うつっぽさ

原因と要因

ストレス(仕事・家庭・人間関係など)

生活リズムの乱れ(昼夜逆転など)

睡眠不足、過労

気候や気圧の変化

ホルモンバランスの変化(思春期、更年期など)

脳や身体が緊張状態が続いた

オステオパシーでできること

① 自律神経のバランス調整頭蓋骨や背骨、内臓を優しく調整し、副交感神経の働きを高めることでリラックス効果や不眠・めまいの改善を目指します。

② 筋骨格系の不調の改善肩こり、腰痛、五十肩、関節痛などに対して、筋膜リリースや骨格の調整を行い、可動域や痛みの改善が期待できます。

③ 内臓機能のサポート、内臓マニピュレーション(内臓の手技療法)で、胃腸・肝臓・腎臓などの動きを整え、便秘や胃もたれなどの改善にもアプローチ。

④ 呼吸や循環の改善呼吸の浅さや胸郭の動きの悪さを整えて、呼吸が深くなったり、血流の改善を目指します。

⑤ ホルモン・免疫系への影響自律神経が整うことで、ホルモンバランスや免疫機能の正常化をサポートします。