胃の痛み
症状の問題や改善は一人一人違います、これは一例です。
40代 女性 の一例です。
【状態】
一週間前から毎日夕方になると腹痛が起きる。
【病院の診断】
特に異常は無いが、腸が動きすぎていて痛みがでているのではないかと言う診断で胃腸薬を処方される
【詳細】
○痛みの出る時間帯15時~17時頃
○昼食の時間は12時~13時
○焼肉食べた時は特に痛み有り
○そのあと下痢
【見立て】
○胃での食物の滞在時間は2~4時間なので、概ね痛みがでる15時~17時には十二指腸や小腸が働いているのでその辺りに疑い。
○焼肉を食べた時には特に痛み、脂質の吸収に働く胆汁の分泌が絡んだ問題で、胆嚢や胆管などの機能低下を疑う。
○小腸の吸収機能が低下し、入ってきた食物を排出しようと蠕動運動が過剰になっている可能性を疑う。
【施術】
右の下部肋骨の第6~8肋骨が下方に変位し肝臓や胆嚢の働きを阻害している可能性があり、触診では胆嚢や十二指腸辺りに違和感を感じる。
小腸には異常な感じはありませんでしたが、何か問題があり胆汁の排出量が低下し、その為、小腸に食物吸収の負担が大きくなり、過剰な蠕動運動が行われ痛みが起きていたのではと考えました。
その為、施術は下部の肋骨を中心に肝臓、胆嚢、十二指腸、それに関わる交感神経支配箇所など、その辺りを内臓の調整法や肋骨の可動性をつけていき、各部位の逸脱を整え施術をしました。
【術後】
施術後は痛みも無くなり普段通り生活が出来るようになりました。月経時には少し痛みの症状が出たがすぐに落ち着いたとの事。あと、1度ぐらいは必要かもしれないですとお伝えして終了。
胃は特にストレスがかかりやすい環境で起こりやすいです。胃がダメージを受けると食物の消化や吸収も悪くなり、長引くと栄養も不足気味になり慢性的な疲れも引き起こしたりします。現在は機能性ディスペプシアなどの診断を受けられる方も多くいらっしゃいますが、当院で対応致しますので是非ご相談下さい。